- 最低限必要な防災グッズ13アイテム
- できれば備えたい防災グッズ16アイテム
昨今は災害が多いため「災害に備えよう」と調べても、情報が溢れていてどれを信じていいかわかりませんよね。
結論として、災害の程度、避難所の物資量、家族構成によって必要なものが異なるため、まずは最低限必要な防災グッズを備えましょう。



全世帯に共通する「最低限必要な防災グッズ」「できれば備えておきたい防災グッズ」を解説しますね。
持ち出し用防災グッズ一覧表
「最低限必要な防災13アイテム」と「できれば備えたい防災16アイテム」をリスト一覧として、下記の表にまとめました。
防災グッズ | 最低限 | 備えたい |
---|---|---|
リュックサック | 大人1人1つ | |
【おすすめ】反射材付き、防水機能付き、容量20L以上、ショルダーベルトのクッション性 | ||
保存水 | 1人500ml×3本 | |
【おすすめ】5年以上の保存水 | ||
非情食 | 1人2~3食分 | |
スマホ・ケータイ充電器 | 大人1人1つ以上 | |
【おすすめ】乾電池式+モバイルバッテリー(10000mAh以上) | ||
手回し充電ラジオライト | 1家庭に最低1つ | |
【おすすめ】AM/FMラジオ、手回し充電、ライト、ケータイ・スマホ充電 | ||
ウェットティッシュ | 1人1つ | |
【おすすめ】ノンアルコール | ||
簡易トイレ | 1人3~5回分以上 | |
レインコート | 1人1つ | |
ホイッスル | 1人1つ | |
タオル | 1人1つ | |
マスク | 1人1つ | |
【おすすめ】できれば不識布マスク | ||
歯磨きシート | 1人1つ | |
【おすすめ】幼児・高齢でも使える刺激の少ないもの | ||
ウォーターバッグ | 1人2~3L×人数分 | |
水なしシャンプー | 1家庭に1つ | |
ヘルメット | 1人1つ | |
【おすすめ】折りたたみ式 | ||
手袋 | 1人1つ | |
ランタン | 1家庭に最低1つ | |
【おすすめ】LED照明 | ||
スリッパ | 1人1つ | |
替えの衣類・下着 | 1人1セット | |
乳幼児がいる場合は下着多め | ||
救急セット・薬 | 1家庭1つ | |
アルミブランケット | 1人1つ | |
エアマット | 1人1つ | |
寝袋 | 1人1つ | |
トイレットペーパー | 1家庭1つ | |
ティッシュでも代用可 | ||
ラップ・紙皿・紙コップ | 1人1セット | |
アイマスク・耳栓 | 1人1つ | |
ゴーグル | 1人1つ | |
【おすすめ】しっかりフィットするサイズの合ったもの | ||
現金 | 1家庭1万円 | |
千円札と小銭に分けて数日分備える | ||
身分証のコピー | 1人1つ | |
顔写真付きのもの |
以上の表を確認して、持ち出し用防災グッズを備えていきましょう。
持ち出し用防災グッズの厳選13アイテム


持ち出し用防災グッズは最低限13アイテムあります。
バッグ | リュックサック |
---|---|
水・食料 | 保存水、非常食 |
デジタル | モバイルバッテリー |
衛生用品 | ウェットティッシュ、簡易トイレ、タオル、マスク |
防水・防寒 | レインコート、アルミブランケット |
その他 | ホイッスル、現金、身分証のコピー |
上記のアイテムは「最低限」なので、これ以上は絞れないほど厳選したもの。



それでは、それぞれの項目について、選ぶポイントを解説するので忘れないように備えましょう。
リュックサック
- 反射材が付いている
- 防水機能(撥水性)がある
- 容量は20L以上
- ショルダーベルトにクッション性がある
大前提として、持ち出し用防災グッズを入れる袋は「リュックサック」です。
両手がふさがらないようにするため、1つのバッグで収まる容量が必要です。



安全のために反射材がついて、クッション性と撥水性がある20L以上のリュックがおすすめですよ!
おすすめの防災バッグは「防災セットSHELTER(シェルター)」。
上記の条件をすべて満たす人気No1.の定番防災セットですね。


実際の撥水性はこちら
高齢者や子供にはキャスター付きリュック
高齢者や小さい子供がいる場合は、キャスター付き防災リュックサックがおすすめ。



高齢者は力が弱くてリュックだと負担が大きい。



子供を前に抱えながら背中はリュックだと、けっこうママの負担は大きいよね。うちは3歳の子供で16kgくらいあるから、前後で20kgは無理。キツイわ。
不整路だけリュックとして背負い、舗装された道路でキャスターを転がして歩けば負担が軽減できます。
保存水
- 市販の水ではなく長期保存水
- 持ち出し用は1日分(3本)
持ち出し用の保存水は1本あたり500mlとします。
市販の水ではなく長期保存水
市販の水は賞味期限が1年ほど(長くて2年)しかありません。
ペットボトルには一定の酸素透過性があるため、開封しなくても高温多湿で保存してしまうと酸化と臭気の混入が進みます。



わが家で購入した市販の水(2L×24本)は、この記事を書こうとたまたま賞味期限を確認したら残り2ヶ月を切っていました(汗)



賞味期限が短くて、こまめに確認しないといけないのは面倒だよね。
長期保存水のおすすめは「カムイワッカ麗水(15年保存)」 洞爺湖サミットでG8首相に提供された水です。
安心の水質、15年保存、買い替えの手間がないのもうれしいですよね。
非常食
- 軽くてかさばらないもの
- 栄養バランスが良く安全なもの
- おかしや好きなもの
持ち出し用防災セットの非常食としては、必要最小限の1日分を用意します。
まずはご飯やパン、次に栄養補助食品を優先して、荷物に余裕があれば好きなおかしやおかずも入れるようにしましょう。



とはいえ、「非常食ってパサパサしてたり、味が薄かったり、おいしくないんじゃないの?」なんて疑問もありますよね。 実際に作って食べてみました。
実食した動画はこちら



非常食だしな…って思ってたけど、食べたら普通に美味しかったよ!
今回実食した非常食は特定原材料等(アレルギー物質27種)不使用ですが、アレルギーのある方は非常食選びに注意が必要です。
避難所の物資が必ずしもアレルギー対応してあるわけではありません。
アレルギーによるアナフィラキシーショックを起こしてしまえば、それこそ命の危機です。
災害時は病院もすぐに対応できない可能性もあるため、アレルギー対応している非常食を選ぶようにしましょう。
非常食のおすすめは「尾西の携帯おにぎり」
アレルギー対応非常食で、お湯または水を注いで簡単に作ることができます。


被災時はビタミン・ミネラルなどの栄養素が不足しがちなので、野菜ジュースもあると良いです。
「カゴメ 野菜一日これ一本 長期保存用」は5年の保存期間なので安心。



通常のものよりも甘みがあって、とても飲みやすいですよ。
スマホ・ケータイ充電器
モバイルバッテリーは10000mAh以上のもの
スマホ・ケータイは、もはやライフラインの1つと言っても過言ではありません。災害発生時の情報収集や家族の安否確認に必要なので、モバイルバッテリーを備えておくことは必須。



モバイルバッテリーは10000mAh以上のものを用意しましょう。
下記のスマホ機種を例にします。
- iphone Pro Max ⇒ 3969mAh
- Galaxy S20+ ⇒ 4500mAh
10,000mAh以上であれば、スマホの上位機種でも2回以上のフル充電ができます。
おすすめは「Philipsモバイルバッテリー10,000mAh」



僕も購入したけど、耐衝撃性もありますし、なにより薄い・軽い・大容量なので災害用にピッタリです。
ウェットティッシュ
- ノンアルコールのもの
- 体拭きシートもあるといい
ウェットティッシュは衛生用途で使用します。
ノンアルコールのもの
災害時には歯磨きや洗顔ができないこともあります。
自分はもちろん、小さい子供の顔や口を拭くために刺激が少ないノンアルコールのウェットティッシュを備えておきましょう。
身体拭きシートもあるといい
通常のウェットシートでも代用はできますが、被災によって断水して身体が洗えないことを考えると、大判の身体拭きシートも準備しておくと良いです。



3歳の娘に使ったけど本人も嫌がらないし、肌荒れもしないし、良かったですよ。
簡易トイレ
- 簡易トイレは3~5回分
- 女性や高齢者、子供がいる場合は多め
災害発生時には断水したり、避難所の仮設トイレ設営まで時間がかかるため簡易トイレは必須です。
特に、女性は身体の構造的に男性よりも長くトイレをがまんすることが難しい。



避難所の仮設トイレで長蛇の列になんてなったら、ほんと無理だよね。



試しに2歳児のパンパンのおむつを入れてみましたが、何時間たっても無臭でびっくりしました!
足腰の悪い高齢者は長く待つことで身体に負担がかかり、体調を崩してしまうこともあるでしょう。
そのようなことにならないよう、しっかりと簡易トイレを備えておきましょう。
簡易トイレのおすすめは「驚異の防臭袋BOS(ボス)」
タオル
タオルは薄手のもの
雨に降られたときに、身体を拭いたりするためにタオルを使います。
持ち出し用のタオルはかさばらないように薄手のものを用意しておくと良いです。
マスク
不織布マスク(使い捨て)
マスクは粉塵の吸い込み防止や感染症の予防になります。



僕は普段から医療現場で働いていますが、感染症の予防には不織布マスクが有効です。ウレタンは効果が弱いので、より安全性の高い不織布マスクを使いましょう。
手元にマスクがある場合は、今すぐ防災リュックのポケットなどに入れ込みましょう。


レインコート
動きやすく少し薄手のもの
災害はいつどんな状況で発生するかわからないため、雨の中を移動することも想定されます。両手が空くように傘ではなくレインコートを用意しましょう。
100均など、あまり薄手のものだと肌に張りついて動きづらいことや防水性が低いこともあるので、少し厚手で動きやすいレインコートがおすすめですよ。
アルミブランケット
全身を覆える大きさ
アルミブランケットは、アウトドアなどでも防寒対策として利用されるアイテムです。
コンパクトにたためて場所をとらない上に「①薄い、②軽い、③暖かい」という優れた機能があります。
なかでも、シャカシャカしない静音性で大判の「SOL(ソル)」がおすすめ!



シャカシャカしない静音性で保温性も抜群です!



あんまりシャカシャカ音がすると結構ストレスよね。
ホイッスル


複数周波数の音を発する
ホイッスルは、豪雨や震災、土砂崩れで自力での非難が困難な場合に人に救助を求めるためのものです。
自力で動けないような状況下では声が出せないこともあるため、周囲に聞こえやすく複数の周波数の音を発するホイッスルを使用することで、より多くの人に救助を求められます。



1つたったの300円~400円で、あなたや家族の命を守れるので、忘れずに備えるようにしましょう。


現金(財布)
小銭とお札に分ける
財布を常に防災グッズに入れておくわけにはいきませんが、災害時に現金は必要です。



停電時に電子決済も使えないので、1家族につき1万円ほどを用意しましょう。
1万円札や5千円札では相手がおつりを出せない可能性があるため、千円札と小銭に分けておきます。
身分証のコピー
身分証のコピーを持っておくと、万が一現金を所持していない、あるいは使い果たしてしまった場合に有効になる可能性があります。
東日本大震災のときは、身分証明書を掲示すれば口座の預貯金を引き出すことができました。「参照:東日本大震災における銀行界の対応と今後の課題(全国銀行協会)」



同レベルの大規模震災の際は、同じような措置が取られる可能性があります。
とはいえ、身分証を防災リュックに入れっぱなしにすることはできないので、顔写真付き身分証のコピーを備えておきましょう。
できれば備えたい防災グッズ16アイテム


次に、「できれば備えておきたい防災グッズ16アイテム」です。
家族がいる方は先に紹介した「持ち出し用防災グッズの厳選13アイテム」に加えて用意しておくと安心です。
通信機器 | 手回し充電ラジオライト |
---|---|
衛生用品 | 歯磨きシート、水なしシャンプー、替えの衣類・下着、トイレットペーパー |
避難用品 | ヘルメット、手袋、スリッパ、ゴーグル |
その他 | ウォーターバッグ、ランタン、救急セット・薬、エアマット、寝袋、ラップ・紙皿・紙コップ、アイマスク・耳栓 |
手回し充電ラジオライト
- 手回し充電方を選ぶ
- 本体内に蓄電できるもの
- 多機能なものを選ぶ
手回し充電型を選ぶ
手回し充電型は、スマホの充電器をして使うには使いづらいですが、ラジオやライトとして活用できます。
本体内に蓄電できるもの
本体内に蓄電できないものは、一定速度で手回し続けないといけないため心身ともに疲弊します。
手回しにより発生した電力を蓄えて、使いたいときに使えるよう本体内に蓄電できるタイプがおすすめです。
多機能のものを選ぶ
持ち出し用防災グッズは、できる限り荷物が少ないほうが良いです。
1つで複数の役割を果たす、多機能一体型のものを備えるようにしましょう。
歯磨きシート
低刺激の歯磨きシート
災害時は歯磨き粉ではなく、歯磨きシートを使用することもあります。
歯磨き粉と歯ブラシを用意しても断水などによって水が使えない場合や、歯ブラシを衛生的に保管しておくことが難しい可能性もあります。
それに貴重な水はできる限り飲み水として確保しておきたいところ。
体の負担が少しでも少ないように、低刺激の歯磨きシート「和光堂オーラルプラス」がおすすめ。



オーラルプラスは子供が2歳のときにも使ってみましたが、歯ブラシよりもスムーズに磨けました(笑)



うちの子は、歯磨き嫌いだからね(笑)
歯磨きシートだけでは歯間を磨くことができません。
そのためデンタルフロスも用意しておくと、しっかり口腔ケアができますよ。
「数日歯磨きをしなくても」と思うかもしれませんが、口腔内は病原菌の増殖が速いため病気や感染症にかかりやすいポイント。
歯周病により全身に菌が巡ってしまい、死に至るリスクもあるため口腔衛生は注意が必要です。
水なしシャンプー
ベタつきを抑えられる



命に関わることではないですが、自己衛星はメンタル的に大切なことです。
ただでさえ災害時は不安や不快感によりストレスがかかるので、できるだけ頭皮のべたつきを抑えてすっきりさせましょう。
日常的な断水時も活用できるので、1家庭に1本備えておくのがおすすめです。
替えの衣類・下着
- 下着は1~2着
- できる限り圧縮していく
アルミブランケットやタオルで防寒対策は可能なため、上着とズボンは1日分として1着ずつ用意しておけば良いです。



下着は大雨を想定して少し多めに持っていても良いです。
ただし、かさばらないようにできる限り圧縮して持って行きましょう。
トイレットペーパー
トイレットペーパーは芯を抜いてつぶした状態で、コンパクトにして持って行きましょう。
1家庭につき1個あれば充分で、1個丸まる入らなければ半分程度でも大丈夫です。



災害用のトイレットペーパーであれば、最初から芯が入っていないので便利ですよ。
ヘルメット
- 折りたたみのできるコンパクトなもの
- しっかりとした強度のあるもの
自宅から被る場合は通常のヘルメットで問題ありませんが、防災リュックに入れて置く場合はコンパクトに折りたためるものが便利です。



でも、強度の低いものだと頭部を守れないません。
自然災害では風に乗って危険物が飛んでくるリスクが高いです。
頭部を護れるしっかりとした強度のあるものを選びましょう。
手袋
作業用の軍手がおすすめ
ガレキやガラス片から手を保護するために手袋を使用します。
万が一手をケガしてしまっても医療機関が受け入れできない状態では手当もできません。
破れにくい頑丈な作業用軍手を非難前から着用しておきましょう。
スリッパ
スリッパは避難所内での足の保護として使用します。
厚底が理想ではありますが、持ち出し用としてはかさばってしまうため、すぐ取り出せるようなビジネスホテルに置いてある薄いものでも良いです。
ゴーグル
ゴーグルは災害時の粉塵やガラス片から目を保護するためのものです。
防災用のしっかりとしたゴーグルでも良いですが、簡易的なものでも構いません。
マスクと併用していると曇って視界が悪くなる可能性もあるので、曇り止めもしておくとさらに安心です。



僕は仕事でマスク+ゴーグルも使用しましたが、とにかく曇って前が見えません(笑)
ウォーターバッグ
コンパクトに折りたためるもの
ウォーターバッグは給水車から水を入れてもらうためのものです。
持ち出し用防災グッズとしては、防災リュックに収まりやすいようコンパクトに折りたためるものがおすすめ。



10Lくらいのものがあると良いです。
ランタン
LED照明
防災グッズとしてのランタンは、LED照明で明るく長持ちするものが良いです。
自宅非難にしても部屋が暗いと不安感が強くなりますし、トイレなどの移動も大変になるので、できれば備えたいアイテムです。



コールマン クアッドマルチパネルランタンはパネルを外してそれぞれ独立するので、家族が多くても安心です。
電池も合わせて用意しておくと、ランタンの使用や先に説明した「ケータイ・スマホ充電器」や「ラジオライト」にも使用できます。
電池は長期間放っておくと性能低下や液漏れを起こす可能性があるため、長期間保存(5年ほど)できるものを用意することをおすすめします。
救急セット・薬
- コンパクトに収まるもの
- 必要最低限のものにまとめる
救急セットに入れておくものは下記を参考にしてください。
- 救急セット:小さい消毒薬、絆創膏、脱脂綿、ガーゼ、包帯、三角巾、ミニハサミ、ピンセットなど
- 薬:頭痛薬、解熱剤、畦薬、目薬、湿布、胃腸薬、内服中の薬など
2~3日分を小さい袋に入れて持ち出し用防災バッグに入れておくと良いです。
エアマット
- 軽量で破れにくい
- 膨らませやすい
避難所では敷布団が用意されるまでに時間がかかることもしばしば。



地べたに寝ると背中から冷えて体温を奪われて身体が冷えたり、床が固くてゆっくり休めないこともあります。
日中はソファ代わりにして夜は寝具として使用できるので、避難所での生活を想定するとできれば備えておきたいです。
寝袋
- 軽くてコンパクトになる
- 保温性に優れている
寝袋も防災バッグに収納する必要があるため、持ち運びがしやすいようにとにかく軽くてコンパクトになるものが良いです。
ただ、寝袋の機能性がもっとも大切なので保温性に優れたものを選びましょう。
ちなみに、簡易寝袋は1日程度の短期間を想定しているため、長い期間使用すると結露が生じます。
簡易寝袋単体では床の冷たさが伝わって身体が冷えるため、必ずエアマットと一緒に使用するようにしましょう。



最近ではアウトドア用のスリーピングバッグ(寝袋)もかなりコンパクトにできるので、長期間の避難生活を想定している場合は有効です。
地域や季節を問わず睡眠の質を確保できます。
ラップ・紙皿・紙コップ
災害時は水が貴重で避難所でも自由に使うことが難しいため、洗い物はなるべく出さないようにする必要があります。
紙皿や紙コップの内側にラップを貼り、飲食が済んだらラップだけ捨てて紙皿や紙コップは再利用します。



ラップを貼って使用すれば表面が汚れないので、そのまま使えますよね。
なるべくコンパクトに持ち運ぶ必要があるので、紙皿と紙コップは折り畳み、ラップは外箱を外して救急セットのハサミで切って使用しましょう。
アイマスク・耳栓
災害時は、平時に比べてとにかく不安やストレスが多いです。
寝具も最低限のものしかなく、知らない人が多くいる避難所内で寝ることが困難という人も少なくないでしょう。
少しでも静かに寝るためにも、必要な人はアイマスクと耳栓を備えておくと良いです。
市販の防災セットがコスパ良い
ここまで「最低限必要な防災グッズ13アイテム」と「できれば備えておきたい防災グッズ16アイテム」を紹介しました。
今回紹介した防災グッズをすべて購入するとなると、軽く5万円は超えます。



僕がこれらを実際に購入しようとしたら、横で妻から白い目で見られることは確実です(汗)



何言ってんの?バラバラと買って5万とかありえないでしょ(怒)
では、「じゃあ安いものでいいや」で備えて、いざ使ってみたときに「すぐ壊れた」「すごく使い勝手が悪かった」となってしまっては本末転倒。



その点、市販の防災セットはとてもコスパが良いです。
- 防災士や消防士が監修している
- 防災メーカーが過去の被災状況など膨大なデータを基にしている本当に必要なものだけ
- 「防災セット」として1つにまとまっている
信頼のできる防災メーカーが作ったものを選べば、高いコスパを発揮します。
とはいえ、市販の防災セットは生活環境・家族構成の違う人たちすべてをカバーできるほど、万能でも完璧でもありません。



わが家では乳幼児がいるためベビー用品が必要で、1人暮らしのミニマリストに必要なものだけでは不充分です。



オムツやおしりふき、お菓子やおもちゃ…入れるものはいっぱいあるよね。
「SHELTER防災セット」のような、市販の防災セットに必要なものを足していくという方法がおすすめです。


「まさか…」災害は予期せぬときに起こる


ここ数年の日本は、熊本大地震・九州北部豪雨・大阪府北部地震・東日本大震災・令和2年7月豪雨、さまざまな自然災害が発生して多くの被害に見舞われています。
これまで起こった災害を予期していた人は誰もおらず、みな「まさか自分が・・・」という想いでしょう。



東日本大震災の時は震源地ではないですが、交通網もなにもかも麻痺して「まさか」と思いましたね。
その「まさか」は誰もが予期せぬタイミングで起こります。
災害とは少し異なりますが、「コロナウィルス」による被害状況において、政府は「ご協力」という言葉を用いており対応が後手後手です。
多くの人が助けを求めているにもかかわらず対応が行き届きません。
つまり「自分の身は自分で守る」さらには、あなたの意識が家族の命を守ります。
「南海トラフ地震」「首都直下型地震」と噂されている災害はすぐそこにきているかもしれない。
大規模災害が来たときに、あなたは自分の、家族の、命を守る準備はできていますか?
それなりの費用と手間はかかりますが、予期せず起こる災害のために平時から防災グッズを購入して備えておきましょう。
持ち出し用防災グッズまとめ
「最低限必要な持ち出し用防災グッズ」はあくまでも「最低限」であり、家屋構成や生活環境によっても、備えるものは1人1人異なります。
とはいえ、下記のようなことは誰でも起こりえます。
- 災害による停電や断水
- 自宅非難ができずに避難所生活を余儀なくされる
- 避難所では集団性生活で自由が利きづらい
- 自然災害は誰にも予期できない
他人事ではなく「次は自分や家族が被災するかもしれない」と考えておく必要があります。
子供や家族を守ってあげられるのはあなただけです。
もしも被災したとき家族の命を守れるように、今のうちからしっかりとした防災セットを備えておくようにしましょう。

